鹿島、PK判定めぐり抗議文提出へ ゼロックス杯

ここの記事はちょっといけない。これでは「PK戦に関して主審がおかしな判定をして鹿島が抗議している」というようにとれてしまう。

曽ケ端は「今までと同じタイミング。注意されたことがない」と戸惑った。

サッカーの競技規則によれば、

守備側のゴールキーパーは、ボールがけられるまで、キッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいる(p.45)

ことになっているが、曽ヶ端の場合は明らかにボールが蹴られた時には一歩前に踏み出しており、その場合は

●ボールがゴールに入った場合、得点が与えられる。
●ボールがゴールに入らなかった場合、キックが再び行われる。(p.46「ゴールキーパーが競技規則に違反する。」)

ということで、審判は全然間違ってない。他紙の記事を読めば、鹿島側もPK戦の判定について抗議しているわけではないことが分かる。
また、競技規則によれば、

ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーが前方へ動いたか否か、そしてボールがゴールラインを越えたか否か(p.27「副審」)

を判定するのは主に副審の裁量で決まる。
そんなわけで、「PK戦に関して主審がおかしな判定をした」わけでもなければ「PK戦の判定に関して鹿島が抗議している」わけでもないのです。

Jリーグの鬼武健二チェアマンは「審判も反省しないといけない」と、暗に判定の不備を認めた。

マスコミも反省して下さい。